太陽光発電設備は補助金で安く導入できて将来の電気代を大幅に節約できます

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太陽光発電設備

ソーラーパネル

 

エネルギーコストの上昇によって太陽光発電設備を導入する家庭が増えています。
東京都の場合は魅力的な補助金制度によって、お得に太陽光発電設備を導入することが可能です。

 

太陽光発電設備を導入する一番のメリットは月々の電気代を節約できることです。
太陽光なしに比べて節約できる電気代で、購入・設置コストを回収できるかが重要になります。

 

売電価格が下落

2024年度の売電単価(FIT単価)は1kWhあたり16円です。
住宅用太陽光発電設備が最初に流行した2012年度の売電単価は1kWhあたり42円で、ピーク時から半分以下に下落しています。

 

電気代が上昇を続けているのに対して売電価格は逆行して下落傾向にあるので、今から太陽光発電設備を導入する場合は日常生活で電気代節約効果を出せるかが重要です。
子育て世代でエアコンの使用頻度が多くなる夏や冬の電気代が月2万円以上の世帯なら、太陽光発電設備の導入を積極的に検討してみてください。

 

売却することは可能?

太陽光発電設備を導入した場合、同じ住宅で長く使い続けることをおすすめします。
不要になって売却したい場合は、新品購入時に比べて大幅な減額になる可能性が高いので注意してください。

 

ソーラーパネルや蓄電池は品薄状態で新品価格が上昇しています。
程度の良い中古はそれなりの価値があるのですが、太陽光発電設備は設置と撤去で大がかりな工事が必要です。
工事費用と運搬費用が高額なため、業者の買取価格が低い水準になってしまいます。

 

昨今は国や自治体の補助金制度を活用して太陽光発電設備を導入するケースが多いです。
補助金ごとにルールが違いますが、未使用品以外のソーラーパネルは補助金の対象外になるケースがあります。
こうした背景もあり、ソーラーパネルは新しくて状態が良くても売却すると損をする可能性が高いです。

 

太陽光発電設備を導入した状態で、中古住宅として売る分には付加価値になります。
補助金などを活用して導入した場合は、設置前に比べて実質導入費用以上のプレミアムが付いて家が高く売れるケースがあります。
自分で住み続けることができなくても、新築や築浅物件に太陽光発電設備を設置して長く使い続けることができれば、導入したことが成功だったと評価できるでしょう。

 

ソーラーパネルの処分費用

型が新しくて傷がない状態であれば再販できますが、多くの中古品が商品価値を失って廃棄処分されています。
屋根は雨風と紫外線の影響を受けるため、住宅の中で最も劣化しやすくて過酷な場所です。

 

ソーラーパネルは高額な処分費用がかかり、平均的な一軒家の太陽光発電設備の処分費用は40万円前後が目安になります。
購入費用だけではなく最終的な処分費用まで考慮して、電気代の節約によって得するのか考えるようにしてください。
ソーラーパネルの平均寿命は20~30年です。定期的なメンテナンスをしていれば30年以上使用できる場合もあります。

 

屋根の保護になる

ソーラーパネルで覆われた屋根

 

太陽光発電設備がない場合、屋根が雨と紫外線の影響を大きく受けるため、10~15年に1回のペースで屋根塗装のリフォームが必要です。
太陽光発電設備を導入した部分は、屋根が紫外線などから守られるため長持ちします。
屋根の大部分をソーラーパネルで覆うことができれば、屋根リフォーム費用を節約できます。
ソーラーパネルの設置状況によっては、屋根塗装する手間が増えて維持費が高くなるケースもあるので注意してください。

 

太陽光発電設備を導入する際は、処分や維持費なども含めて長期的な損得計算をすることが大切です。
魅力的な補助金を活用できる場合は、長く使い続けることを条件に費用的なメリットを得られやすいでしょう。
一番怖いのが故障と破損なので、保証や保険の詳細をしっかり確認しておくことが大切です。